初心者バンドマンが初ライブまでに準備すべき4つのこと+1つの覚悟
「オリジナル曲ができたからライブをしたいけど、どうしたら良いかわからない!」
「初ライブは決まったけど、それまでに練習以外に何をしたら良いの?」
ライブ、バンドに限らず"初めてのこと"ってわからないことが多いですよね。
大丈夫です。
どんな人気のバンドでも、「初心者」だった頃は必ずあります。
そんな初心者バンドマンに向けて。
京都でライブイベント制作の仕事に携わって約15年、
ライブハウスGROWLYを経営するわたくし恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )が考える、
「初心者バンドマンが初ライブまでに準備すべき4つのこと」とついでに「1つの覚悟」を記事にしたいと思います!
あくまで、オリジナル曲を演奏するバンドがライブハウスのブッキングイベントに出るまでに準備すべきものです。
(特に学生バンドマンに向けて書いてます。)
今回は技術的なこと(曲や演奏に関して)ではなく、業務的なことにスポットを当てて記事にしたいと思ってます。
[2020.2.6追記]
この記事の動画版も作成しました!
約2年後に動画にしましたが、まだ情報は新しいと思いました!
初心者バンドマンが初ライブまでにやるべき4つのこと
バンドを組んで初ライブをするまでにやらなければいけないことは結構あります。
もちろんこれから紹介する4つ以外にもたくさんありますが、
ライブハウス目線で「これ忘れがちだけど早めにやっといた方が良いと思うよ」という4つを紹介します。
バンドのTwitterアカウントを作るべき
2018年現在、バンド活動において一番重要なSNSはTwitterだと思っています。
もちろん時代の流れで変わって行くと思います。
私が現役バンドマンだった15年前はmixiでした。。(遠い目)
ホームページもあった方が良いとは思いますが、作成に手間がかかりますし管理が大変です。
もちろん、あるに越したことはありませんが、初ライブまではTwitterで充分だと思います。
個人のTwitterのみではダメだとも思いませんが、早い段階でバンド公式のアカウントを作成した方が良いです。
理由は、
- 情報を流すことに2018年時点では一番優れているSNS
- 作成が手軽
- DM(ダイレクトメッセージ)でやり取りが出来る
などです。
Twitterの次にFacebookが思い浮かぶと思いますが、FacebookはTwitterより身内とのコミュニケーションに重きを置いている様に感じているので、まずはTwitterを使うべきだと思います。
オリジナル楽曲をライブハウスで演奏するということは、今までより開けた世界に飛び出すことを意味します。
身内だけでなく、不特定多数の人にアピールする必要があります。
なので、現状で一番手軽で拡散力のあるTwitterアカウントを作成すべきです。
管理出来るメールアドレスを作るべき
ライブハウス業界でも、以前は電話でのやり取りが主流でした。
今でも電話でのやり取りはもちろんあります。
お金・日付などの情報をメールなどの文章で残すことはトラブルを避ける為に必要だと考えてます。
gmailやyahooメールでなどの無料メールで十分ですので、
管理出来るメールアドレスを作って下さい。
「管理出来る」というのがポイントです。
メールアドレス作ったは良いけど見ない、ログイン出来なくなってしまった等が無い様にしないと、ライブハウスとのトラブルの原因となってしまいます。
必ず、メールが来たら通知が来る設定にして、気付いたらすぐにチェックしましょう。
最近では若者の個人間のコミュニケーションのツールの主流はLINEです。
私もLINEを使用していますし、バンドとのやり取りにもLINEは便利なものです。
LINEでは音源や画像のデータのやり取りも出来ますし、個人的にはLINEで十分だとも思います。
しかし、今後初めて出演するライブハウスや大きいイベント等とやり取りする時はメールアドレスの方がベターです。
LINEだとちょっと失礼だと感じられる場合もあるので、メールアドレスがあった方がいいです。
(僕とのやりとりはLINEでも全然OK派です。)
メールの通知が来たら必ずチェックする習慣をつけましょう。
楽曲の雰囲気がわかる音源を録るべき
オリジナル楽曲を作ったら、楽曲の雰囲気がわかる音源を録るべきです。
練習スタジオでの一発録りで充分です。
何故なら、ライブハウスの人に「僕たちこんな感じの曲作ってますよ」と伝えるためです。
ただし、(詳しい理由は別の記事で書こうと思いますが)録った音源をTwitter等にアップするのは、初ライブから半年まではやめといた方が良いと思います。
あくまで、ライブハウスの人に伝える用の音源です。
ライブハウスのイベント制作担当者(ブッカー、ブッキングマネージャー)は、その音源を参考に誘う日を決めます。
逆に、音源が無いと誘う日を決めづらいです。
初ライブまでに、レコーディングスタジオでレコーディングして音源を作る必要は無いと思っています。
私たちの頃はCD-Rに録音し、それをデータにし、メールで添付出来るサイズに落として、、と手間がかかりました。
かくいう私も機械音痴なので大変苦労しました。(というか出来なかった気がする。。)
最近ではiPhone等のスマホで一瞬で録れてデータ化出来るので便利な世の中になりましたよね。
iPhone等のスマホのマイクで充分なので、音源を用意しましょう。
スマホカメラで充分なのでアー写を撮るべき
初ライブまでに準備すべき最後の4つめは、アー写(アーティスト写真)を撮ることです。
これはマストではないという意見もあるかも知れませんが、僕はあえて入れてみました。
というのも3つ理由がありまして、
- Twitterを作ったらアイコンを変更すべき
- 世の中に対して顔出しをする
- フライヤー作成等に必要になる
からです。
TwitterしかないバンドのTwitterアイコンは、バンドの顔になります。
風景だったりイメージだったりでも悪くはないですが、アー写の方が良いと思います。
バンドメンバーが揃って写っているものが、バンドを現すイメージとしてはその時点で一番優れていると考えるからです。
ロゴでも良いと思いますが、初ライブ時点でしっかりとしたロゴを作るのは難しいと思います。
Twitterアカウントを作るべきの項目でも書きましたが、ライブハウスでオリジナル楽曲を演奏することは、開けた世界に飛び出すことを意味します。
「顔出すの恥ずかしいな、、」と思ってる内は、人前で良いライブはできません。
(戦略的に顔出しをしない作戦なのであれば話は別です。)
また、ライブハウスやイベントによってはフライヤー(チラシ)を作ってくれる所もあります。
自分たちでもフライヤーを作って宣伝すべきです。
初めはアー写が無いバンドが多いのでバンド名だけのフライヤーになりがちですが、
その際にバンド名だけよりはアー写があった方が「ぽい」です。
iPhone等のスマホカメラで充分ですので、アー写を撮りましょう。
但し、その写真がそのバンドのイメージとなります。
バンドの楽曲のイメージとより近い雰囲気の写真を撮るように心がけましょう。
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初心者バンドマンが初ライブまでに覚悟しとくべき1つのこと
というわけでここまでは準備すべき業務的なことをお伝えしました。
ついでと言っては何ですが、個人的に初ライブするバンドに伝えておきたいことが1つあるので書かせてもらいます。
初ライブが今後半年間の中で一番良い想い出になる
断言します。
初ライブは、良いものになると思います。
しかも、今後半年間の中で超える事ができないほどの。
理由は、初ライブするバンドのほとんどが「ライブをしたい」という理由でライブをするからです。
当たり前なことですし、全然問題もありません。
そして、初ライブには、友達も見に来てくれます。
宣伝にも気合いが入ることでしょう。
しかし、2回目以降から見に来てくれる友達は減ります。
これは15年前から変わらない真実なので断言できます。
2回目以降のライブが楽しくなくなってやる気を失わない様にしてほしいと願っています。
「ライブをしたい」以外の目標を早めに見つけるべき
では、どうしたら2回目以降のライブを有意義なものにできるのでしょうか。
僕なりの解決法を記します。
「ライブをしたい」という目標を達成したバンドが2回目以降をより良いライブにする為には、「ライブをしたい」以外の目標を持つべきです。
そうしないと、半年どころか、半年を過ぎても「初ライブの楽しさ」を超えることが出来なくなってしまう可能性があります。
例えば、
- ◯◯と対バンしたい
- お客さんを◯人集めたい
- ◯◯というイベントに出たい
- 音源を作って知らない人に聴いてもらいたい
などなど。
僕が見て来た所によると、この楽しみを発見出来るのは個人差(バンド差)があって、すぐ見つけられるバンドとそうでないバンドがいて、見つけるまでにかかる期間の平均が半年間であると感じてます。
なのであえて僕が記事にすることによって、ちょっとでも早く楽しみを見つけて欲しいと思いました。
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まとめ
今回は「初ライブ決定〜初ライブまで」にすべきことと心構えを記事にしました。
「初ライブから半年以内にすべきではない(必要ないと思う)こと」
というテーマで記事を書きたいなとも思ってます。
ライブハウスで働いて15年、経営者になってから6年が経ちましたが、バンド活動は良いものです。
普通の人生では経験出来ないことがたくさん経験出来ます。
バンド活動の楽しみをより早く見つけるための手助けに、この記事がなったら幸いです。
関連記事です。
初心者バンドマンがタイムテーブルの意味がわからなくても当然です。
ライブハウス周辺の美味しいグルメ情報もライブする楽しみの一つです。
オリジナル楽曲を作ったら音源を録りましょう。
音源の販売方法は過渡期にあります。
続きはWebで。
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