こども社長の魔法のブログ

(株)ケイピーエス代表取締役角田恭平による音楽・ライブハウス・人生の読み物

売れたいバンドマンは練習が必要か

バンドマンは練習すべきでしょうか?

ライブさえしていれば練習は必要ないのでしょうか?

 

この記事を書いている恭平 a.k.a こども社長( @kyoopees )は京都でGROWLYというライブハウスとAntonioというスタジオを経営しています。

 

ライブハウスとスタジオを経営していると、若いバンドと接する機会が多いです。

若いバンドマンと接する上で、やはり「バンドマンには練習が必要だよ」というのはわざわざ口にする必要もないくらい当たり前のことです。

 

ではなぜバンドマンは練習すべきなのでしょうか?

このテーマで動画にしてみましたが、今回は落ち着いて記事にもしようと思います。

 

練習嫌いのバンドマン

練習嫌いのバンドマンに練習をさせたいライブハウスマン

日本の音楽シーンにもっと良くなって欲しいと願う全ての音楽好きに読んで欲しい記事です。

 

レディゴォ!

 

動画版はコチラ↓ 

 

 

バンドマンは練習が必要か

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言わずもがなの事象を文章や言葉にすることは難しいですが、今回は頑張って説明してみようと思います。

 

まずはどうなりたいかを明確にする

最初にすべきことは、目標を設定することです。

それもできるだけ大きい目標の方がいいです。

現状では叶えられないくらい大きい方がいい。

 

そしてその目標は、できるだけ具体的に設定した方がいいです。

フェスに出たい!ではなく、どのフェスに出たいのか。

テレビに出たい!ならどの番組なのか。

有名バンドと対バンしたい!ならどのバンドなのか。

ワンマンをしたい!ではなく、どの会場で、何人集めるのか。

 

多分、メンバーそれぞれで既にあると思います。

しかしこれを早い段階でメンバー全員と共有し、同じ目標を持つことが大切です。

その方が、同じ方向を向いて活動しやすいからです。

 

そのために必要なことは何か

大きい、具体的な目標が設定できたら、次にすべきことは、

その目標を達成するために何が必要か

を考えることです。

 

最初に立てた目標よりも、実現に近い目標を設定するイメージです。

 

それは例えば、

・アルバムをレコーディングすることか

・レーベルに入ることか

・ワンマンで100人集めることか

・MVをYouTubeで1万回再生させることか

・路上ライブを定期的に行うことか

etc...

これに関しては、方法は無限にあると思います。

 

目標を達成するために、今何をすべきか。

 

例えばワンマンで100人集めるのが無理なら、

まずは50人に挑戦して、その次は100人に挑戦する、

みたいに考えてみてください。

 

それらを達成するために必要なツールの一つとして演奏技術が必要だから練習する

大きい目標、小さい目標を設定したら、あとはやるだけです。

十中八九、それらの目標を達成するためには演奏技術が必要です。

 

演奏技術は自分たちの表現を伝えるためのツールです。

あくまでツールでしかありません。

 

例えば「このギターソロかっこいい!」というギターソロを思いついたとします。

しかしそのソロを毎回ライブでミスしたら、かっこよさは伝わりませんよね。

 

ただし、技術力がある=いいバンドではありません

下手でもいいバンドはたくさんいます。

上手ければ良い、下手だったらダメ、というわけではありません。

 

あくまで、目標達成の一つのツールとして演奏技術があり、

達成するためにそのツールを磨く、というイメージです。

 

お客さんは上手い下手は正直あんまりわからない

正直なところ、純粋なお客さんは、バンドの演奏技術のことは良くわかってない人も多いです。

もちろん、「あのバンドのギターが好きだからライブを見に行く」というお客さんもいますが、技術についてわかってるお客さんは絶対数で言えば少ないです。

「このバンドめっちゃ良かった!」と思ったとしても、「ベースとドラムの後ノリ感がグルーヴ出てたから好きになった」とわかるツウなお客さんは一握りです。

 

だけど技術を一つとして、いろんなツールが重なって、それがお客さんに伝わります。

「このバンドめっちゃ良かった!」と思う要素の一つに過ぎません。

 

しかし確実に、演奏技術というのは、バンドの魅力を伝える重要なツールであることは間違いありません。

 

まとめ

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結論、バンドマンにとって、練習は必要です。

演奏技術が上がることは、大切なことです。

 

しかし何の為に上手くなることが必要かがわかっていた方が、練習も捗ると思います。

 

バンドマンには、目的がなくても毎日楽器を触るのが好きで勝手に上手くなる人種と、そうでない人種がいます。

 

しばしばそれが、バンドの内部抗争の火種となり、解散や脱退に繋がってしまいます。

そうならない為に、練習しないバンドマンには「なぜ練習が必要か」をわかってもらうことで、バンドが同じ方向を向いて進んで行けると思います。

 

この記事や動画がその手助けになれば幸いです。

 

動画版はコチラ↓ 

 

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続きはWebで。もしくは練習スタジオで。